どうもまず疑う性格が治らない

治療の世界に身を置いて40年経つが、どうもまず疑う性格が治らない。
これは大分昔の話だが、大きな企業の社長が、「仕事柄どうしても病気になれない。どうしたら良いのか?」と言われ、当時はある有名病院における人間ドックによる検査が、一番精密だと言われていたのでそこを薦めた。
検査ではたいして異常は見つからず、社長はやれやれといった感じだったが、それから数年後に脳出血を起こした。
こちらにしても青天の霹靂で、なんとも自分の無力と何のための精密検査だったのかを疑った。
その後調べていくうちに人間ドックは、「今ある病気は調べられるが血管などの突然起こるものに関しては極めて無力」とわかり愕然として精密検査自体を疑った。
がんにしても同じだった。
西洋医学ではある程度の大きさにならないと発見できないために、検査をしてもがんはないと言ってしまう。
この辺りから、「検査で大丈夫と言われてもね・・・・。」という気持ちになり、予防法や初期で見つけられる方法を模索して、Bi-Digital O-Ring Testにたどり着いた。
Bi-Digital O-Ring Testはまだまだ完成された医学ではないが、何人もの患者をBi-Digital O-Ring Test専門医に診て頂く中で、「脳卒中の前触れ」や「前がん状態」「見えない感染症」など素晴らしい成果を目の当たりにして、ぐうの音も出ないほどその診断能力の高さを感じた。
何事もまず疑う事から始め、事実だけで判断してきた。
EAT(Bスポット療法)にしても、「鼻を擦るだけで治るなら楽だ。」と思いながら患者を専門医に送り続けるうちに、その威力に唸ってしまった。
マウスピースも「こんなので首が本当に楽になるの?」と疑いながら装着して、何度も実験を繰り返して間違いないことを確かめた。
中々こういう経験を経ないと私自身は信じない。
今回の新型コロナに関してもすこし疑っている。
「3密」「クラスター」と言っているが、それだけで十分なのか、何か抜けているのではと疑っている。
ニューヨークでは院内感染が大問題になり、医者達が、「これは人から人への飛沫感染ではなく、物から人への感染ではないか?」と疑い、手指消毒を徹底させたら院内感染が激減した。
人同士が集まるのが問題ではなく、接触が問題の本質なら、買い物や電車、家庭内などが一番危ない。
居酒屋やパチンコ店はもしかしたら、物を触る時に注意していたら問題がないのかもしれない。
その点家庭内でちゃんと手指消毒やマスクをしているケースは少ないだろうから、かなり危険という話になってしまう。
家庭内感染が減らないわけである。
数年経てば本当のことがわかるだろうが、毎年がんで30万人、心臓病等で20万人、肺炎等で15万人、自殺で2万人が亡くなっている。
インフルエンザは年間感染者が1000万人、亡くなる方が1万人。
新型コロナウィルスは感染者が14000人、亡くなった方が400人。
もちろん数だけの問題ではないが、テレビの新型コロナウィルスだけの異常報道は疑いの目で見ている。

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