鬱病への道

今日来た若い女性は以前から頭痛があり、原因は首のゆがみが関わっているとわかったので、EAT(Bスポット療法)とマウスピースを勧めていた。身体全体にはストレスが強く、腕や脛が硬い事も頭痛には悪影響である。そんな状況だとよく女性は心を満たすために甘い物を必ず食べる。それも中毒的に。そうなるとお腹周りが太ってきて、足への血流が落ちるから、歩きたがらない。今までのピッタリした服など入らないと又甘い物を食べる。テーブルの上にはいつも甘い物が沢山置いてあり、なくなるとコンビニで数千円ぐらい買う。太るとこれはいけないと思うのが、散歩を決意するがすぐに疲れるので、やめてしまう。そこで落ち込み、また甘い物を食べる。以前から「砂糖は麻薬」と言っているが、ここまでなってしまうと、腸の不具合が鼻まで影響して、頭への血流が落ちる。鬱病へまっしぐらである。そんな自覚があればいいが患者は、「少し甘い物を食べて、外に出るのが減っただけ」としか認識しない。我々から見たら、もう殆んど鬱病である。そんな中、頭痛が薬で良くなればまだいいが、効かないとまた甘い物を食べる。そうすると眠気が出て寝てしまう。集中力など出るわけがない。後片付けや勉強など出来なくなってしまう。学生だと最悪である。そこでまた落ち込むと甘い物をもっと食べて、甘いものなしでは生きられなくなってしまう。殆どの方は同じように経過をたどり、鬱病になっていく。心当たりがある女性は多いだろうから、ご注意戴きたい。

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