ブログ諺⑪-身体は形が大事

これはあまり皆さん意識していないと思います。
以前テレビで先天的に耳のない患者の耳を作るときに、その形によって聴力が全く違うという番組がありました。
普段意識していない耳の形ですが、機械では全ての音を拾うのに対して、人間の耳は必要なものだけ強く拾う機能があります。
雑踏の中でも必要に人の声は拾えるのです。そのためにとても形が大事で、その形がないと機能が上手く発揮できません。
これは心臓でも肺でも腎臓でもそうです。
心臓や肺も形が悪ければ十分全身に血液や酸素を送れません。
手足もそうです。
リウマチ変形みたいに手がグニャと曲がっていたら、手で仕事がうまく出来ません。
足が変形していたら、うまく歩けません。
関節が変形していたら、曲げ伸ばしがうまく出来ません。
背骨が曲がっていたら、内臓を圧迫してしまいます。
筋肉も短くなれば、伸び縮みが出来ません。
歯の噛み合わせがガタガタなら、うまく噛めません。
これは美人がいいと言っているのではなく、身体がうまく機能するためには、正しい形がどうしても必要と言うことを言いたいのです。
形が壊れれば病気で、形を正そうとすることが治療になるのです。

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