頭痛はどうやって治すのですか?

友達に頭痛持ちがいるので診て欲しいという。「先生の所では頭や色々な所に鍼を刺すのですか?」と聞かれたので、ポイントは3つという話をした。 鼻炎を確認してEAT(Bスポット療法)を受けてもらう 顎関節をマウスピースで調整する 腕や脛をほぐし、首のゆがみを調整する こう答えたら、「鍼は使わないのですか?」という。もちろん使う場面はあるが、頭痛だからといって必ず使うわけではない。頭痛は結果で何か悪い原因…

幼稚園では痛みを我慢

保育士の方が膝痛で通っている。年少さんの場合は抱っこしたり色々と面倒をみるので、自分の膝痛は二の次だという。気持ちは分かるが、身体の何処かに痛みをがあり、負担をかけると極端に治癒率が下がる。子供対手だからとっさに手を出したり、走り寄ったり大変だろうが、仕事だから仕方がないでは膝は治らない。ではどうするか。サポーターを着ければいいのである。普段の生活で膝痛を感じないサポーターを探す。いくつか買って実…

介護と鬱病と離婚

重いテーマだが、仕事柄良くこの話が出る。大体は嫁が義理の母の介護で疲れ切ってしまう。旦那に相談しても返事がなく、いつまで続くか分からない介護に希望がなくなる。人間はゴールが決まっていれば踏ん張れるが、ゴールが分からないものには力が出ない。介護で疲れている方達を診ると初めは善意、やがては義務と責任感、最後は惰性である。どうやっても身体が動かず、自分は何のために生きているのかわからなくなる。来る日も来…

ピントはずれの健康法

健康ブームは続いているが、どうみてもピントはずれの健康法は多い。 人の身体をくまなく診ているだけに、いかがなものかという健康法を上げてみる。 ■腕の使いすぎはダメ 以前、健康のためといって土日にテニスをしていた方が肩こりがなかなか治らなかった。「どうしたら肩は治るのか?」と聞かれたので、「テニスをやめれば治ります。肩は腕の使いすぎによる筋肉痛です。」と答えた。治療で腕のこりを取るのは大変である。足…

首のゆがみとマウスピース

鞭打ちや寝違いなどで首が辛いと言ってくる方は多い。肩や腕背中などを緩めて治れば良いが、どうしても首の一ヶ所だけ(下図参照)取れないという方がいる。そう言う場合は顎関節を治療するとうまくいく。マウスピースを装着することだ。マウスピースは数ヶ月に1度ぐらいは調整して頂くといい。歯の高さが変わったり、移動したりしてマウスピースが合わなくなる。歯ぎしりや噛みしめる癖のある方も歯からの影響で、首は簡単にゆが…

謝ると許してくれる身体

以前から、身体には2人いると言っている。 1人は本人の気持ち、もう1人は身体の本音。 人は気持ちで行動する。 身体の本音で動ける方は殆どいない。 例えば疲れているのに接待ゴルフが入っているときは、身体はやりたくないがやってしまう。 「だって仕事だもん。」と言っているのは本人の気持ちである。 しかし度を超すと身体からしっぺ返しを受ける。 腰の痛みが取れなかったり、足がシビれたままになったり・・・・。…

筋肉痛と神経の興奮

少し無理をして腰が痛い場合、何となく重いのとピリッと感じるでは全く原因が違います。何となく重いのは筋肉痛ですから治療しなくても安静と時間をかければ自然に治ります。しかし腰にピリッと感じるのは神経の興奮ですから、悪化するとぎっくり腰になり動けなくなってしまいます。我々は症状を聞けばどちらなのかすぐに分かりますが、一般的には区別がつきません。この神経の興奮ですが、身体の何処かに痛みを感じ、我慢している…

10円と1円で病気を治す

大分前のことだが、鍼灸で有名な間中喜雄先生が、「イオンパンピング」と言って身体の中の電位差を中和する方法を考案された。それ以来、身体の中に帯電したことにより起こる病気の治療に使われるようになった。同じような治療で「11円療法」といって、アルミと銅を使って治療する方法がある。下記はその時の動画である。   考え方は異種金属を使って身体から電気を流し、元に戻すというものである。小鳥タイプの方…

「気持ちに余裕がない」は心の問題ではない

よく患者さんが、「気持ちに余裕がない」と言うが、身体を診ているとそれは心の問題ではなく、殆どが身体の問題である。40代の男性で定期的に通っている方が、身体が軽くなり何となくやることなすことうまくいくという。運命が変わったわけではないが、これはよく起こる。そういう方達の身体を診ていると、心はそこそこ一杯なのに、身体に余裕がある。「結構大変な仕事を連続でこなしているんでしょうが、何となくまだ行けそうな…

見抜けない筋力低下

私ぐらいの年齢の方で腰が治らない方が時々いる。レントゲン、CT。MRIと何をやっても異常が出ない。少し痩せるために腹筋強化をして胃腸を整えてもダメ。なすすべがなくBi-Digital O-Ring Testを検索して原因を調べてもらうために来る。しかしいくら調べても原因らしきものが我々も見つけられない。こういう場合にこの仕事は多いに役に立つ。まず全身を触るので、異常ではなくても部分的な筋力低下は見…

冷え対策の差

最近は寒いので坐骨神経痛と喘息が多い。今日は対照的な方が来た。1人は数年間、腰の治療で来ていたが最近は調子が良いので、毎回きても少しお腹を触って足をほぐす程度である。ご隠居さん治療である。辛いから来ているわけではない。しかし身体を触ると問題点が気になるので色々と話をする。「今日は少しお腹が硬い。」「ふくらはぎにしこりがある。」「腸が動いていない。」「前回の冷え対策が十分ではない。」感じたままをしゃ…

カルボナーラとうどん

前立腺がん出来ている方に毎回糖分の過剰摂取と指摘している。背中の膵臓の反応点の硬さを診ればわかるので、毎回指導する度に嫌な顔をされるが、仕事と思い言い続けている。今回は、「先生が牛乳はダメだと言ったから、カルボナーラを止めてうどんを週3回食べています。膵臓が大分良くなったと思います。」と言うので調べたら、全く前回と変わっていない。本人にしてみたら白米は減らしお菓子も減らし、ケーキも食べずカルボナー…

あの手この手

重金属沈着には中国パセリを使うが、これがあわない場合はどうするか。答えは葛湯、ホクレンの片栗粉、発汗である。 ウィルス対策でEPAと荏胡麻が使えない場合場合はどうするか。答えは藍である。 活性酸素の除去でスプリングティーを使えない場合はどうするか。酵素を使う。 身体の中に帯電しているものを抜くのに銅板を使うが使えない場合はどうするか。泥んこ遊びである。 長年の経験で定番治療が使えない方がいる。常に…

低い台所

以前、結婚したばかりの女性が義理の親と同居で腰痛が治らないといって通っていた。精神的に大分辛いのかと思って身体を診たら、単に台所の高さの問題であった。姑は150cm、嫁は170cm。当然姑用に台所が作られているから嫁にしてみたら、毎回台所に立つ度にかがむ。これがキツイ。やってみるとわかるが、数分でも前屈みの作業は腰にくる。治療しても解決法がなかったので、引越を勧めた。引越後は来なくなったが、この台…

ウォーキングとバイク

料理人は殆ど立ち仕事なので腰痛でくる方は多い。時間を作ってウォーキングをして腰が楽になる方は多い。我々から見ればそのまま続ければ良いのに、レベルアップと言ってロードバイクを始める方がいる。歩いているときには大腿四頭筋は使わないのに、バイクにした途端酷使する。そして大腿四頭筋は自覚症状が出ないので筋肉痛がたまり、腰痛を起こす。本人はレベルアップしたつもりが、また腰が痛くなり原因がわからない。そしてバ…

病気の予兆について

常連さんが銀座に行った後下痢をしたという。何か食べたのかと思い聞いたら、何も食べていないという。師走のこの時期、冷えだったかも知れない。下痢になってから自宅でビオフェルミンやワカモトなどを飲んで治療したら良くなったという。さすが常連さんだけあって何をすればいいか理解している。常連さんの中には長い病歴を学会で発表することがある。分厚いカルテを紐解いてまとめるわけだが、時々思わぬ発見をすることがある。…

常連さんの特徴

新年早々、「通い続けている方はどういう方ですか?」と聞かれたので、考えてみた。 スポーツなどやっていて身体を痛めている方 慢性病の治療で通っている方 目標があって、その状態まで持っていきたい方 ご隠居さん的に良くも悪くもメンテで通っている方 大体この分類である。私などは仕事の9割が常連さんなので、分類してみると成る程と思ってしまう。特にこの中で目標を持って治療をしている方は意識が高い。スポーツや慢…

犬の老人ホーム

今は30代で未婚率が50%で子供は少なく、ペットの方が数は多いという。昔ならペットは長くても15年ぐらいだったが、今は25年生きる犬猫がいるという。日本人がこれだけがんにかかると長寿を全うできず、ペットが残されることがよくあると聞く。そういう場合犬の老人ホーム、老犬介護の施設がもう出来ているという。それも年間35万円かかり、予約待ちだという。うちにも猫がいるが、あと10年ぐらい生きると我々が70才…

鬱病患者の勘

身内に鬱病患者を持つ方が、ある時訪ねていったら、「おーいお茶」と「エメラルドマウンテンブレンド」が置いてあったびっくりしたという。この2つは以前私がその方にとっていいお茶とコーヒーをBi-Digital O-Ring Testで選んだので、そのことを知らない身内に所に同じ物があったという。我々から見ると何となく色々なものを飲んでそれに落ちついたのであろうが、鬱病でありながらそういう選択をすると言う…

肋間神経痛と鬱病

今までパソコン病で通っていた方が、年末に忙しくなり肩甲骨が辛かったという。その後不思議に痛みが取れたら、今度は胸が痛むという。肋間神経痛である。肩甲骨で溢れたこりが前面まで拡がったということになる。一旦楽になったのは良くなったわけではない。そうしたら健康診断で不整脈を指摘されたという。今回はたまたま右側の肋間神経痛だったので、心臓に対しての影響は少ないがこれが左だったら胸痛を言っていたと思う。こう…