人工骨頭と帯電

中年の女性で股関節を人工骨頭に換える手術をした方が、術後患部がチリチリするという。この方はかなりの電磁波過敏症で身体の中にチタンとはいえ金属が入ることを懸念していた。もし症状が悪化した場合はどういう治療法があるのか聞かれたので、下記のような話をした。 泥んこ遊びや銅板を使って身体の中の帯電を抜く 重金属排出作用のある中国パセリを飲む 携帯電話や電子レンジに貼るニュートラライザーを身体つける 足湯な…

べーカー嚢胞について

時々、膝の裏が腫れている方がいる。ベーカー嚢胞といって膝関節包の関節液が作られすぎると逃げ場を求めて膝の後ろで腫れてしまいます。変形性膝関節症や膝への負担などで腫れたり治まったりします。いつも腫れている場合は整形外科で手術の対象になりますが、特別に痛みも伴わないので、そのままにしている方も多いです。右膝の裏に出た場合は、車の運転で渋滞時など負担がかかり、山歩きの時などはサポターをしていると楽です。…

熱海の女将の話

これは大分前に聞いた話だが、麻布の奥様が年に1度熱海の高級旅館に泊まるという。いつも女将が駅まで迎えにきて、滞在中一時も離れずにくっついているいう。初めは煩わしかったが、ある時からその有り難さがわかったという。というのも、ある時天ぷらを食べていたら、女将が「もうよろしいのではないですか?」と言ったという。麻布の奥様はどうしても食べたかったので、「いや、もう一つ頂戴。」と言って食べたら翌日下痢をした…

鬱病のさじ加減

弟が鬱病で部屋に閉じこもり気味で、最近ようやくある趣味を見つけたという。姉としては何とか良くなってもらいたい気持ちで、その趣味にかかわるものを沢山買い、それに関係あるものも揃えてあげようと思うという話をしていた。話を聞きながら、「相手の言葉を額面通り取れば良いと思います。増やすのではなく、少ないぐらいでいいと思います。例えば小学生が勉強をやる気がなく、少しだけ計算問題に興味を持ち、お母さんにドリル…

何でも治せば良いというものではない

日舞をやっている方が転んだ。たいした怪我ではないが、何も処置をしていない。この方に、「皆さんの気持ちにの中には身体がおかしくなったら、あそこにいけばいいと思っているでしょうが、うちが目的にしているのはある程度自分で健康管理できる人を創ることです。初めは何をやっていいか分からないでしょうが、来る度に色々な話をしながら、身体のことを伝えています。時間の経過と共に、怪我をしたら○○をするとか、薬はこうい…

枠からはみ出ても元気な方

血液を採ると必ず、○○の数字が高いとか低いとか言われる。昔は正常値と言っていたが、最近は基準値という言い方をしている。枠に入らないといかにも正常ではない印象を与えるからだ。しかしこの統計、若い方をサンプルにして100人並べ、上2.5%と下2.5%を除いた95%の値に過ぎない。若い方でも5%は初めから枠の外になっている。年寄りになれば当然、基準値から大きく離れる。仕事で色々な方を診ていると、兎に角、…

子供の姿勢

子を持つ親としては子供の姿勢の悪さは気になると思う。背骨自体に大きな問題がなければ、食事や勉強するときのテレビの位置が大きな原因となるが、それ以外ではお腹の調子によって子供は良い姿勢を取れなくなる。子供は甘い物が大好きで時に食べ過ぎてしまう。砂糖は麻薬と以前から言っているが、あまりに食べ過ぎてしまうと膵臓に負担がかかり炎症を起こす。そうなると腹筋力が弱まり、背筋にも影響がある。そうなってしまうと姿…

手術の前に風邪を引いて良かった?

数日後に抜歯をする方が、数日前から風邪をひいてなんて運が悪いのだろうと言っていた。私から見ると運が良いと思う。理由は抜歯の時に風邪を引いていたら困るが、手術の前に感染症を克服しているわけである。抜歯をすれば当然出血をして感染はしやすくなるが、乗り越えた後なので身体が感染に対して準備万端である。そんなときアドバイスしているのが、胃腸に負担をかけず、乳酸菌を少し多めに摂り、藍などの健康食品を取るといい…

ビオフェルミンと便秘

乳酸菌の事は何度も書いているが、時々細身の方でビオフェルミンで便秘を起こす方がいる。Bi-Digital O-Ring Testでは腸の免疫をへそで測るのだが、乳酸菌にはとても強いプラスで反応しても実際に服用すると便秘になってしまう方がいる。何とか事前にこれを予防する方法はないかやっているのだが、現段階で良い方法はない。免疫を上げたいが便秘では困る。飲んで戴く前に注意はするのだが、錠数を減らしたり…

Bi-Digital O-Ring Testでいい物を全て摂取していいとは限らない

がんやアトピー性皮膚炎、鬱病の方は人からいいと言われるとどうしても何か試したくなる。Bi-Digital O-Ring Testで良いか悪いかを判断して個別にいい物をすべて合わせてもいいとは限らない。よく師匠が、「美味しい紅茶を飲もうとして、レモンを1滴入れて丁度良い香りと味になるのに、そこにミルクやジャムなどいいからと言って入れても美味しくはならないのと同じように、治療もシンプルであまり加えすぎ…

結婚相手について

この仕事を40年位やっていると何人かから結婚相手の相談を受ける。現在、8人から頼まれ、男性が1人で後は女性である。兎に角男がいない。昔であれば箱入りですぐに嫁の話のあったようなおとなしい女性に縁談がこない。子供の頃はお見合い写真を5-6枚持った世話焼きおばさんが「お宅の二女、28才だっけ。」と言って、アルバムを見せて好きな人を選びなさいと言っていた。当時、「男が30才を超えて結婚しないのは何処かお…

傷ついて喜ぶ性格

以前、生き方の問題を書いた。特に社長業の方は限界を超えることを好む。挑戦とか言って、身体に負担がかからないと満足感がない。我々から見ると少し体の使い方が違うように感じてしまう。例えば10トントラックに無理矢理13トン積んで走り続ければ、必ずサスペンションやタイヤがおかしくなる。目的はトラックに負担をかける事ではなく、荷物を運ぶことなのだから無理矢理積む重さを上げるのではなく、積み方や効率、時間配分…

怪我と胃炎

女性で転倒して顔に怪我をした方が胃炎できた。身体を診たら腹圧が異常に高い。これは食べ過ぎかなぁと思って、「まさか、怪我の後、食べ過ぎはないですよね?」と聞いたら、返事をしなかったので図星であったのだろう。動物を見てもわかるとおり、怪我をした後は安静にして食事を絶つのが原則である。怪我をしたところに栄養を摂らなくてはと考えるかも知れないが、それは間違いである。食べればエネルギーを胃腸に取られ、傷の回…

医者のかかり方

年をとると医者がいなければ生きてはいけない。しかしどの様に普段から病院とかかわればいいかを理解してない。まず3ヶ所準備する。町医者と中病院と大病院。町医者は普段からすぐ行けるところで、風邪を引いたとかお腹が痛いときすぐに診て頂けるところがいい。簡単な採血や注射なら町医者でいい。中病院は入院施設があって、出来れば個人病院がいい。医療系の○○会だと担当して頂いた先生が飛ばされたりするので、長い間は診て…

尾骨痛について

病院勤務時代から患者さんの尾骨痛には悩まされた。尻もちや巨大児の出産で尾骨を傷つけるとその痛みが何年でも続く。場所的に中々医者にかかりにくいところなので、患者は我慢してしまう。あまり酷い方では折れた尾骨の摘出手術をする。いつかは良くなるだろうと思っていても中々痛みが取れない。2-3時間坐ると痛いし、ぎっくり腰などをやっても長引く。便秘になりやすいし、良いことは一つもない。初期であれば鍼でいい結果を…

圧迫骨折とリハビリ

年配の女性が腰の圧迫骨折をして入院しているという。医者の診察では、腰骨にセメントを入れるほどではないという。退院後どのようにしたらいいのか色々とアドバイスをした。まずは自宅に歩行器をレンタルする、介護のショールームに本人を連れて行き、必要な物をケアマネと相談しながら決める。歩行器など必要なのは一時なので購入する必要はない。自宅に手すりをつけられなければ、ベッド、トイレ、風呂に専用の器具を設置する。…

パッケージで直す考え方

例えば走ったとして足に筋肉痛が起こる。何と何をすれば後遺症が残らないかをパッケージにする。走った後冷やして、揉んで2日間休めば大丈夫のように。風邪を引いてしまったら、薬を飲んで絶食をして、早めに寝るがパッケージ。宴会続きで食べ過ぎたら2食抜いてお酒を飲まないのがパッケージ。身体に対してそのパッケージをちゃんとこなしていれば問題が複雑にならない。こじれなくて済む。それがパッケージが不十分だから絡み合…

結果が出ないときはガラガラポン

地方からやる気が出ないと言って通っている方がいる。あの手この手とやって何とかしのいできたが、最近が最悪だという。こういう場合いつもガラガラポンをして身体の反応を見ることにしている。この方はEAT(Bスポット療法)に鼻洗浄、マウスピース、胃のお灸に乳酸菌、食生活を正し、お腹を温めている、足湯で発汗をしている。患者としては優等生である。しかし75才という年齢もあり、一つの治療で効果が長く続かない。まず…

患者の我が儘にも一理あり

脳卒中の患者さんが少し我が儘である。歩行訓練をしようとすると、「今日は暑いからいいや。」と言う。少し涼しい日に勧めると「また次回にしよう。」と言う。秋晴れの絶好の日に勧めると、「今日はやりたくない。」と言う。手足の麻痺があるので鍼を勧めると、「痛いのいや。」と言う。では感覚を戻すために灸を勧めると「熱いのはいや。」という。どうにもならないので、どうしましょうかというと、「痛くも熱くもなく治すのがお…

非結核性抗酸菌症について

患者さんが非結核性抗酸菌症になったという。聞き慣れない名前だが、結核菌以外の抗酸菌(結核菌の仲間)で起こる病気で人には移らないのだが、これを飲めば完全という治療がなく抗生剤のクラリスなどが処方されるが、最終的には自分の免疫を上げるしかない。特に女性で細身、胃腸虚弱の方にはよく起こる。ある程度年齢がいった方に起こるので、どうしても免疫との戦いになってしまう。色々と調べたら、これはMAC菌が原因なのだ…