冷え症・冷え性

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夏の冷え性picture_onkyu
顔面神経麻痺や坐骨神経痛、冷え性の方は春が危険です。寒かったのが急に暖かくなると、女性は薄着になり油断します。
冷え性も一番多いのは冬ではなく、夏のエアコンです。お出かけ前が暖かくて、急に気温が下がれば簡単に症状は悪化します。
無理なく、無駄なく、油断なくが大切です。

電磁波の影響
身体にいい物を取っていても部屋の中に強い電磁波があるとなかなか良くなりません。一番良くないのはIHクッキングとヒーターとそれに電気毛布です。出来るだけ遠ざかって生活して戴きたいですが、女性で冷え性で台所の近くということで、冷蔵庫やヒーターの側を離れない方は注意が必要です。
寝室のテレビも禁止していますが、リビングや台所で過ごす時間も長いので、自分の周りを見渡して、家電から遠ざかって下さい。たった一つの悪いことをしただけで、いくら良いことを積み重ねても薬効がキャンセルされてしまいます。
悪い方が影響力が強いのです。治りにくいアトピー性皮膚炎やがんの再発の方などはご自宅をcheckさせて戴いています。

酵素風呂
以前に子宮内膜症のひどい方が、手術後酵素風呂にはまり、体調がすっかり良くなり、うちに全く来なくなった。たまたま来た時に身体を拝見したら、以前の冷え性なと全くなく、大分ふっくらしていた。昔内膜症で起きられなかった頃と比べ、別の人生である。このことがきっかけで、婦人科で改善しない人には勧めている。
1ヶ月酵素風呂に入った方が、坐骨神経痛がすっかりなくなり、また驚いてしまった。こんなに効果があるのか・・・・。婦人科や冷えの問題のある方には少しかよってもらおうと思う。子育て中の方が、酵素風呂に入り身体が楽になると、子供まで怒らなくなるというから、心当たりのある方にもお薦めだ。
酵素風呂はおが屑みたいな砂風呂にパンツ1枚で入る。かなり熱い。時間は10分程度だが、よければすこし時間を延ばすという。入って3分ぐらいでかなりの発汗。これは冷え性の方には効くと確信した。シャンプーはかまわないが、身体は石鹸で洗わないでくれという。何となく皮膚が痒く、その後2時間ぐらいじわじわ発汗が続く。
温熱療法もここまでやらないといけないと思った。男性も冷え性の人には勧めたい。

胃腸との関係
冷え性の殆どの方が小鳥タイプなので胃腸障害を持っている。
すこしお腹にお灸をするぐらいでは効かない。お灸に按腹、温灸器を使って、生活指導と食品検査、こんなにやらないとダメかと思うが駄目である。身体はスイッチが入らないと反応しない。
子供の頃は女の子が毛糸の赤いパンツをはいていたが、最近は見ない。おじさんもやくざでなくても腹巻きをしていたが最近は見ない。腹巻きはオシャレなのが流行っているとは聞いているが、昔ほど女の子はお腹を冷やしてはいけないとは言わない。へそやお尻を少し出すのがファッションだそうである。ファッションは結構だが、冷え性の治療は毎回手こずっている。

痩せ型で胃弱、胃経の反応(左脚)がいつもあるような場合。痩せ型なので冷え性である。頑張って暖めているが、暖めすぎると自分の身体がなまってしまうのではないかということで加減している。我々から見ると遠慮なく暖めて頂きたいのだが、どうしても控えてしまう。試しに足の裏にカイロなどを貼ってどう感じるのですかと聞くと、とても気持ちが良いという。冷えているのである。

お腹を温める
鬱病で冷え性の方が胃の調子が悪いのでカイロでお腹を温めているという。しかし我々からみると暖め方が足りない。胃が満足してくれるには熱量が足りない。我々は専門にホットパックというのを使うが、試しにお腹に当ててみたら、「気持ちいい」を連発していた。結局、熱量が足りず胃が満足していないのである。
最近は電子レンジで温めて使うものがあるが、かなりの時間暖め続けないと効果はない。患者さんの言葉を鵜呑みにして、暖めているなら大丈夫とは言えない。
胃のスイッチが入っているかどうかが大切で、良くなれば胃薬は減らせる。そこまで暖めるのである。

冷える食べ物
婦人科の病気があり、当院で坐骨神経痛の治療をしている方が最近調子が悪い。以前に酵素風呂を勧めて治療回数が減ったが、最近酵素風呂が効かないという。
血行不良か食生活だろうと当たりを付けて、口に入れている物をすべて調べた。何と朝食に毎回トマトとキュウリを食べていた。昔なら夏しかなかった物が今は一年中採れる。全く季節感がない。本来夏に採れる物は身体を冷やし、利尿作用がある。冬の採れる物は身体を温める。これはまずいと思ってo-ringで調べたらマイナス。1週間ほどトマトとキュウリを止めて比べたら、全然身体が違うという。替わりに根菜や芋を食べてもらって、暖かい緑茶も飲んでいるという。本人も食生活がこんなに身体に影響しているとは驚いたみたいで、感動していた。
我々から見ると冷え性の人が夏の物を毎日食べるというのは、かき氷を食べて身体を冷やしているのと同じ。かき氷と言えばわかりやすいが、野菜に対していいものというのがすり込まれているから、正しいことをしていると疑わない。
何となく調子の悪い方は一度季節のもので食事を変えてみて、体調の変化を感じるといい。今の季節一番のお薦めはけんちん汁である。繊維は多いし、身体を温める物しか入っていない。昔の方の知恵に改めて感服である。

足湯
数年前は寒さのきつい冬で冷え性による坐骨神経痛の方が日に何人も来た。今までは 足湯の話をしていたが、水の扱いが大変だったり面倒くさかったりで、薦めてもやる 方は殆どいなかった。そんなあるときpanasonicのスチーム足浴器の話を聞いた。お湯を使わず、スチームと遠赤外線で足を温めるという。さすがpanasonicと思いながら数十人に話したら、15人ぐらいが買った。その後、買った方が全員来なくなったので、そんなに効くんだと驚いてしまい、私まで買ってしまった。やってみて驚いたのは少量の水で効果があることだ。掃除は簡単だし、レベルが5段 階あるが私などは5段階中2で足が真っ赤になるぐらい暖まる。 これでは来ないわけだと思いながら、改めて松下イズムを感じた。
しかし最近はこの足湯をしてもまだ効かない方が数人いる。 殆どが胃腸障害を持っていて、全員細身の女性である。そこでこれでもかというぐらい、温める作戦に出た。 まずは腹巻きにカイロ、冷え専用の靴下、食事も骨盤内の血行を上げるものをオーリングテストで選んだ。それでもダメなら医療用のホットパック、そして胃腸の内視鏡をやってもらって原因探しと、按腹(お腹のマッサージ)、複数の乳酸菌服用。終いには遠赤外線で胃や腸を直接暖める方法まで取り入れた。さすがにこれぐらいやると効果はある。
何事もそうだが、徹底してやらないと身体のスイッチは入らない。我々の治療は物療なので、どんな刺激をどれくらいやるかが生命線である。目的はただ一つ。身体のスイッチをオンにして、自分の持っている力を引き出すことである。

パンフレット
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2015年6月12日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院