腰痛の真の原因

印刷する

当院のような鍼灸院で扱う腰痛には特徴があります。「ほおっておいて治るほど軽くはないし、病院でレントゲンを撮ってもらって異常はないと言われたけど治らない。薬が効かない。最近ひどくなってきた。鍼灸でも試してみるか。」ですから脊髄損傷のような難しい方は来ませんし、骨折も来ません(後遺症の方は来ますが)。そうなると坐骨神経痛が多くなります。それも数十年かけて徐々に悪くなった方や、最近冷えた方、交通事故の後遺症の方、ゴルフで腰を痛めた方。しかし腰痛の原因を調べてみるとほとんど腰に原因がありません。
当院では腰痛の原因を次の4つに分類して説明しています。

1.ストレス・不眠からくるもの
2.姿勢や背中の異常からくるもの
3.腹部の異常からくるもの
4.足の異常からくるもの

の4つです。ほとんどは足とお腹で治療できる場合が多いですが、多くの方は怪訝な顔をします。

「腰痛なのですが・・・お腹は便秘もしていないし、胃も痛くないし・・・、胃カメラは飲んだばかりだし・・・」

皆さんは便秘していなければ腸が大丈夫だと思っていますが、お腹を触ると腰の痛いところと同じ側、同じ高さに固いものをふれます。ほとんどは胃や腸の反射ですが、敏感な方になるとそこを押すと痛い腰に響く。腰痛をそのお腹だけで治療してみるとかなりうまくいく。

「あれ、お腹しかいじっていないのに腰が痛くない・・・。」

足にも同じ事が言えます。太腿しかほぐしていないのに腰が楽になる。結局これも腰に原因がないのです。腰はとばっちりを受けていて被害者なのです。その仕組みがわかって原因を治療するようになってから腰痛の治療成績が飛躍的に上がりました。

2015年7月29日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中