おもしろ話

先生を育てる患者

以前はよく、「ここに鍼を打ってくれ。」「前回の治療では○○が足らなかったから、○○を足してくれ。」「○○のツボを探してくれ。」「もう少しその周辺を診てくれ。」「先生は○○という考え方だろうがいつも刺激が足らない。少し周辺にツボを探してくれ。」「治療してもらうと○○だが、何かスッキリしない。別の方法はないのか。」「毎回同じ刺激では効かなくなっている。別の方法はないのか?」とよく言われた。最近はアドバ…

植物はモーツァルトが好き

以前読んだ本の中に下記のような実験の事が書かれていた。 「ある植物に真上から光を当て、何もしなければ葉は真っ直ぐ上に伸びる。しかし右側からベートーベン、左側からモーツァルトを聴かせると葉が皆左側に向いてしまう。右左を逆にしてもモーツァルト側に行ってしまう。どうも植物は音を聞いていてモーツァルトが好きなようだ。ベートーベンの中でも特に第九の運命は嫌われている。」 嘘みたいな話しだが本当である。 おそ…

この仕事の最大の欠点

常連さんを治療していていつも感じることは、「患者の身体が自立しない」事である。 教育で言えばいつも家庭教師がついていて答えをすぐに教えてしまうようなものである。 身体が辛ければすぐに治療してしまうので、患者が自力でもがいて創意工夫して治そうとしなくなる。 以前、神経痛だったと思うが真面目に通っていた方が、突然病院に来なくなった。 酷い症状だったので、皆で心配していたら数ヶ月ぶりに来た時には治ってい…

結婚と子作りは早い方がいい

2人目の子供を作ろうか迷っている方には、「すぐ作れ。はよ作れ。」と言ってしまいます。よそ様の御家庭のことなので大きなお世話ですが、経験上1人育てるのも2人育てるのも同じです。母体や卵子、上の子供との年齢差全て考えてもまとめて作った方がいいと思っています。色々考えるお母さんはいるでしょうが、子育ては知恵がものをいうのではなく体力勝負です。最近は晩婚化や高齢出産で、産んで殆どのエネルギーを使い果たして…

先生の健康法は何ですか?

こういう仕事をしていると時々、「先生の健康法は何ですか?何を飲んでいるのですか?」と聞かれる。 私は朝から晩まで具合の悪い人しか診ていない。 「絶好調です。」という人は一人もいない。 ではどういう風に具合が悪い人かというと、 1.ゴルフやテニス、マラソンなどで関節を痛めている方 2.過食が止まらない方 3.自分の器を越え、ストレスたっぷりで体調を壊している方 4.鼻炎や痔をほったらかしで免疫が上が…

10円と1円で病気を治す

大分前のことだが、鍼灸で有名な間中喜雄先生が、「イオンパンピング」と言って身体の中の電位差を中和する方法を考案された。それ以来、身体の中に帯電したことにより起こる病気の治療に使われるようになった。同じような治療で「11円療法」といって、アルミと銅を使って治療する方法がある。下記はその時の動画である。   考え方は異種金属を使って身体から電気を流し、元に戻すというものである。小鳥タイプの方…

熱海の女将の話

これは大分前に聞いた話だが、麻布の奥様が年に1度熱海の高級旅館に泊まるという。いつも女将が駅まで迎えにきて、滞在中一時も離れずにくっついているいう。初めは煩わしかったが、ある時からその有り難さがわかったという。というのも、ある時天ぷらを食べていたら、女将が「もうよろしいのではないですか?」と言ったという。麻布の奥様はどうしても食べたかったので、「いや、もう一つ頂戴。」と言って食べたら翌日下痢をした…

結婚相手について

この仕事を40年位やっていると何人かから結婚相手の相談を受ける。現在、8人から頼まれ、男性が1人で後は女性である。兎に角男がいない。昔であれば箱入りですぐに嫁の話のあったようなおとなしい女性に縁談がこない。子供の頃はお見合い写真を5-6枚持った世話焼きおばさんが「お宅の二女、28才だっけ。」と言って、アルバムを見せて好きな人を選びなさいと言っていた。当時、「男が30才を超えて結婚しないのは何処かお…

20年目の鍼

もう30年以上治療をしている方が不眠症で悩んでいる。 マッサージで中々良くならないので、20年以上前に鍼を勧めたら、 「私は鍼は嫌い。」 これで終わり。 こちらも気が長いから、不眠症の酷いときには何度も勧めたが、 「鍼は嫌いって言ったじゃない。」 で終わり。 こんな会話を20年以上続けたある日、過去最悪でさすがに本人もどうにもならないので、 「少しだけなら打ってもいい。」 ということになり頭に初め…

愚痴った方が得をする話

たまたま常連さんが新聞を読んでいたら、自分の鼻水の症状にピッタリの病名を見つけたという。何ですかと聞いたら、「後鼻漏-こうびろう」だと言う。後鼻漏とは鼻水が喉に落ちてしまうことを言います。鼻をかんでも中々スッキリしません。原因はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などがありますが、当院ではEAT(Bスポット療法)を勧めています。注射で楽にする方法もあります。いつも何となく鼻がむずむずしているとは言っていまし…

当院が休みで具合が良くなった方

先日まで夏期休暇をいただいていたが、何人かからは、「休みの間痛くなったら困る。」と言われる。以前、体験したことだが、腰痛持ちの方が週に1-2回治療していた。夏休みで治療ができなくなってどうなるか不安だったが、蓋を開けてみたら大丈夫だったという。よくよく話を聞いてみると、いつでも治療を受けられるという安心感から暴飲暴食は当たり前で、胃炎が慢性化していた。しかし治療が受けられないとなると、途端に胃に優…

あなた、本当に顔色悪いね。どうしたの?

これは以前聞いた話だが、ある医者が待合室の患者を呼んで、パソコンで色々と資料を見ていた。 患者が医者の横の座り、 患者「先生、最近体調が悪いのです。食欲もなくて・・・・。」 先生「血液やレントゲンは異常はないです。」 患者「先生、この症状が少し続いていて不安です。体重も落ちたし・・・。」 先生「過去の血液データを診ても大丈夫ですから心配ないでしょう。」 患者「そうですか・・・・。」 そう患者が言っ…

坂本龍馬の名言

(1)日本を今一度せんたくいたし申候 (2)人よりも一尺高くから物事を見れば、道はつねに幾通りもある (3)世の人は我を何とも言わば言え、我が成す事は我のみぞ知る (4)人間というものは、いかなる場合でも好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ (5)人として生まれたからには太平洋のようにでっかい夢を持つべきだ (6)金よりも大事なものに評判というものがある。 世間で大仕事をなすのにこれほど大事…

あかさたなはまやらわの法則

ネットで見つけました。 【あ】「ありがとう」は何度言っても良いこと 【い】「忙しい」と言う人は頼りにならないこと 【う】運を引き寄せるためには努力し続けること 【え】笑顔は最大の武器であること 【お】お礼はすぐにすること 【か】学生時代の友人を大切にすること 【き】今日から始めること 【く】苦しいときこそ諦めないこと 【け】健康を当たり前と思ってはいけないこと 【こ】心を鍛えるには体を鍛えること …

18歳と81歳の違い

これもネットで見つけました。 あまりに見事なのでシェアします。 心がもろいのが18歳・・・骨がもろいのが81歳 道路を暴走するのが18歳・・・逆走するのが81歳 恋に溺れるのが18歳・・・風呂で溺れるのが81歳 社会に旅立つのが18歳・・・あの世に旅立つのが81歳 まだ何も知らないのが18歳・・・もう何も覚えていないのが81歳 東京オリンピックに出たいのが18歳・・・東京オリンピックまで生きたいの…

幸福の究極「サザエさん」

私が子供の頃からサザエさんは有名だが、波平さんが54才とあるとき聞いてびっくりした。昔の54才はあんなに年寄りだったのか・・・。そういえば還暦のイメージは赤い服を着た本当におじいさんだった。それはさておき、ある方から、「家内の実家に移り住もうと思っているんだけどどう思いますか?」と聞かれた。「それは最高だね。色々と仕事とか姑問題とか、乗り越えなければならない問題はあるだろうが、それが1番良い。」と…

音楽家の身体は格闘家と同じ

以前から何人かの音楽家を治療している。ほぼ全員に言えることは身体が格闘家と同じである。傍から見ていると音楽家は上品で身体を酷使する格闘家とは全く違うと感じるだろうが、実際はそうではない。自分の才能と戦い、心の中でもがき、挑戦して敗れ、又希望を燃やす。格闘家がアドレナリンが沢山出て、闘う時と全く同じである。決して上品に音楽活動をしているわけではない。以前、亡くなられたN響の岩城宏之先生の話を聞いたこ…

右肩とタイ料理

これは少し前の話だが、精神科の医者が右肩が痛くて治らないという。自分で注射を打ったり、ジムに通ったがよくならないので来たという。身体を診ると右の背中が異常に硬い。これは胆嚢の反応なので、「先生、何か辛いものを食べていますか?」と聞いたら、最近仕事が忙しくて休みの日のタイ料理にはまったという。そのお店は自分で唐辛子を入れられて、毎回量が増えているという。原因が簡単にわかったので、先生に、「先生、辛い…

友だちの数で寿命は決まる

友だちの数で寿命は決まる 石川 善樹 (著) 気になるタイトルなので読んでみた。(本編引用) ・ 「つながり」が少ない人は死亡率が2倍になる。 ・ 同僚があなたの寿命を決めている ・ 「つながり」が単調な男子校出身者は早死する。 ・ お見舞いに来てくれる人の数で余命が変わる。 ・男性の場合、息子の嫁に介護されると亡くなる確率が最も低く、その次が娘、そして妻に介護されると一番寿命が短かい。 ・女性は…

親の没年齢

昔父親がよく、「もう少しで親父の死んだ年だ。越えられる方なぁ?」と言っていた。次にその年を越えると、「親父の死んだ年を越えられた。」、「もう少しで5年になる。」とか言っていた。どうもこの感覚は男性特有みたいだ。患者さんを治療していて、女性からこの言葉を聞いたことがない。息子が父親にたいしての対抗意識なのか、競争意識なのかわからないが、無意識下で親の没年齢を気にしている。私も60才が近づき、すこしだ…