坐骨神経痛重要

走っていないのに坐骨神経痛が出る?

トライアスロンの競技によく出ている方が、「最近走っていないのに、坐骨神経痛が出る。全く理由がわからない。」と言う。調べてみたら、坐骨神経痛ではなく胃炎による坐骨神経痛である。お尻のある場所は胃炎で反応する。小野寺臀点と言って非常によく反応の出る所である。お尻は3箇所の反応があり、真横が股関節の反応点、これは脚の左右差を意味する。胃腸の反応点は小野寺臀点と言って、胃炎で反応する。脚に近いところは本来…

坐骨神経痛とぽっこりお腹

若い女性で坐骨神経痛の方が来た。色々と調べてみると胃腸がほとんど機能していない。腹圧が高くそれが原因で、坐骨神経痛を起こしていた。本人は食事に気をつけているつもりだが、内容を聞いてみると、「健康のために野菜と果物、納豆。腸のためにオリゴ糖。」という。以前から野菜は胃腸に負担をかける事を書いているが、野菜で健康になると思っている方は多い。野菜の繊維は消化できないので、腸の掃除にはいいが、胃が楽に消化…

中高年男性に家事を勧める理由

以前、メルマガ配信で「還暦を越えた男性は家事がお薦め」を書いた。これには理由があって、中年男子がジムに行って筋トレするときに以前よりウエイトを上げたと言うと何とも格好がいい。「この間までバーベルは60kgだっだが、今は65kgだ。」と言われると頑張っているんだなぁと感じる。「最近はスクワットの回数も増やしてね・・・・。」まさに中年男性のヒーローである。しかし私は職業柄、筋トレで身体をおかしくした方…

過食と鬱病

以前から、「二十歳の時の体重と比べて10kg以上太ると殆どの方が坐骨神経痛が出る。」と言っているが、太ることにより鬱病もふえる。当院では12年ほど前から鬱病患者が急増して、こちらも必死に勉強して今ではなんとか治療出来るようになったが、治療を始めると治る方と治らない方は真っ二つに分かれる。治らない方達の全身をBi-Digital O-Ring Testを使って調べると、例外なく胃腸障害がある。胃腸を…

梨状筋(りじょうきん)症候群

常連さんが腰痛で3回治療したが、全く効果がないという。以前、この方は膝を痛めたり、坐骨神経痛が出たりしていたので、今までと同じ理由の腰痛だろうと思っていたら今回は様子が違う。腰が痛いのは左なのだが、右の股関節に痛みがある。左腰痛は何度も書いているが胃腸が絡むので、そこを治療するとうまくいくが今回は全く駄目。鎮痛剤のロキソニンがバッチリ効くという。これは見落としているものがあるに違いないとくまなく調…

ストレス解消のため走って坐骨神経痛悪化

最近ブームなのかマラソンの方がよく来る。話を聞くと突然走りたくなったという。昨日来た方も走り出したら坐骨神経痛が出て鍼で治療してもらったという。80%ぐらいは治ったが、残りが取れないという。たまたま私のブログを見て、治療を受けたくなったという。こういう方は初診から坐骨神経痛の痛みの原因が腰にない話をする。理由は簡単である。腰や筋肉、神経だけの問題ならよそで治っているはずである。どうしても取れない部…

季節の治療

ぎっくり腰や坐骨神経痛、ねちがいなどが慢性化する方は多い。 またやっちゃったと言う。 あまり痛みが強いと、何か予防法はないかという話になり、毎月通いますからメンテをお願いしますと言われる。 しかし毎月来る方は殆どいない。 次に痛くならなければ来ないのが現状である。 9ヶ月ぐらいしてまた痛みが出ると、2ヶ月前に来ようと思っていたと言う。 現実問題中々、月に一度来れる方は少ない。 しかし予防はしたい。…

身体の壊れ方と健康維持

長年仕事をしていると人の身体の壊れ方が皆同じだと気がついた。 長い方では30年以上治療しているので、老化の様子が手に取るようにわかる。 40才で治療開始してもう70才を超えている方もいる。 以前、男の38才説でも書いたが身体は体重の増加と共に腹圧が上がり、腰に対して負担増となり坐骨神経痛が起こる。 お腹が出て、太腿が細くなり、体型的にぽっちゃりしてくる。 内臓も下垂気味になり、下腹ばかり目立つ。 …

夏の定番

夏の定番は「冷たい物取り過ぎ」「エアコン」「足の冷えと浮腫」「左腰痛・坐骨神経痛」「喉を痛める」である。 まず冷たい物をなるべく摂らないようにしても胃に負担がかかる。 胃がやられれば腸までおかしくなる。 エアコンもなくては過ごせない。 子供の頃は気温が30度を超えたというと驚いたが、今は35度を超えてもそんなに驚かない。 日本がすっかり、亜熱帯のような気候になってしまった。 冷たいものとエアコンで…

中年太りについて

以前、男の38才説の話を書きました。 男は33才ぐらいから体調が変わり、何となく20才の頃と違うと感じ始めます。 しかし頭の中は若い頃と同じなので、何でも出来ると思っていて5年間ぐらい我慢します。 しかし38才ぐらいになると坐骨神経痛などが少し本格的になって、我々みたいな鍼灸・マッサージの文字が気になりだします。 殆どの方が20才より体重が10kgぐらい増え、中年太りになっています。 本人は特別食…

記録を残す

先日かなりひどい坐骨神経痛の方が来た。 歩くのも辛いし、寝返りも出来ない。 数日前にゴルフで無理をして右脚を痛めたという。 以前にも同じようなことがあったが、治ったのですこしバカにしていたら歩けなくなってしまったという。 とにかく太腿の痛みが強い。 飲み薬が効かず、座薬で何とか生活できるレベルだという。 夜中にうずくのでよく眠れないという。 見るからに辛そうである。 ほぼ毎日の治療で薄皮を剥ぐ如く…

治療家とトレーナーの違い

膝が痛くて足の筋肉を鍛えるためにトレーナーに指導をしてもらったが、痛みが取れず当院に来る方がいます。 どうしてそういうことが起こるのでしょうか? 理由は簡単です。 トレーナーは根本の考え方が筋肉をどうやって増やすかしか考えていません。 我々治療家は症状をどうやって取るかしか考えていません。 トレーナーはゼロをプラスに、治療家はマイナスをゼロにする事しか考えていません。 膝が痛いのですから、弱い筋肉…

母なるリハビリについて

最近、アキレス腱や膝の手術をした後、リハビリを十分しないために、坐骨神経痛が起こってしまった患者が続いた。 私が病院勤務の頃は救急指定だと大体、脳卒中か交通事故の患者がほとんどなので、リハビリはかかせない。 しかし最近はリハビリをやっていない病院が増えた。 場所も取る、人手もいる、時間はかかる、保険の点数は高くないと病院の経営にはマイナスだ。 手術をして退院となると治療はそれでおしまいと思ってしま…

強い形質はバッテンで遺伝する

仕事柄、親子3代の身体を拝見するケースは多い。その中で常に感じていることは、「強い形質はバッテンで遺伝する」ということです。 お父さんの身体の特徴はおばあちゃん(実母)からもらい、その形質は娘にいく。だから娘とおばあちゃんが似ている。たとえば骨格がしっかりしていて、筋肉の質が良く瞬発力に富む、疲れ知らずで回復が早い、こういう強い形質は似やすい。 娘が強い形質を持っていると「貴方、お父さん似でしょう…

内転筋の話

内転筋とは太腿の内側の筋肉のことである。スポーツ選手は内転筋の重要性を理解しているが、一般的には知られていない。長年人の身体を診ていると老いによって身体の何処がどう変化するのかが見えてくる。特に男性の場合、40代後半ぐらいからお腹は出てくるのに太腿は細くなってくる。太腿が細くなりだした頃から根気がなくなったり、坐骨神経痛で腰が痛くなったり、医者に行くとコレステロールが高いとか言われだす。精力もなく…