キーワード 便秘

喘息と腰痛

今日来た方は喘息の後の腰痛だった。話を聞きながら、どうもおかしな事を言う。まず今まで腰が痛くなったことがない、お腹の調子と腰痛が連動している、喘息の治療の後から腰が痛くなった、便秘がある、何となく食後ムカムカする、坐っていると腰は痛いが歩くと何ともない。この問診をしただけで、喘息の時に抗生剤を咳を止めるために飲んで胃炎になり、その胃炎が続いているのでは?と当たりがついた。身体を診てまず大腿四頭筋が…

腰痛アラカルト

仕事柄、腰痛の方は毎日診ている。一概に腰と言っても場所によってなぜ痛くなったのかの原因が違う。ぎっくり腰は仙腸関節の反応だし、坐骨神経痛なら殆ど一側にしか出ない、腸の反応は特定の場所以外でないし、甘い物取りすぎは左の腰の上、刺激物の摂取は右の腰の上、図には書けなかったが、座り疲れは場所的には甘い物取りすぎは刺激物の摂取と同じ場所。明確に辛くなる場所が違う。だから身体を診て、「これはぎっくり腰ではな…

サプリメントの摂り方(後藤ブログ)

本日、腰痛が一カ月治らないと言って来院された患者様がいました。お腹を触ってみると非常に硬く、お腹から来ている腰痛だと考え按腹をしたところ腰痛が取れました。「便秘ですか?」と聞いてみたところ、「酵素ジュースを飲んでから便秘が解消していたのに、なぜか三カ月前から効かなくなった。」とのことで、気になったので「三カ月前に他にサプリメントか何かを増やしませんでしたか?」と聞くと「そういえば、3か月前にサプリ…

「食べ物の通り道」と「空気の通り道」

Bi-Digital O-Ring Testをやっているとどうしても難しい方がよく来る。 「EAT(Bスポット療法)」「マウスピース」「乳酸菌」などは定番でよく指導しているが、鍼灸院に来てどうしてそんな指導を受けるのか疑問に思っている方がいるようである。 こちらが考えていることは、どうやったら「食べ物の通り道」と「空気の通り道」を整えられるかということである。 まず「食べ物の通り道」だが、歯で噛ん…

ミキプルーンと乳酸菌の品質

仕事柄、貧血や子供を産もうとしている方には鉄分の摂取でミキプルーンを勧めている。昔は販売員からしか買えなくて,値段も良かったので他のプルーンに変える方が結構いた。しかし比べてみるとミキプルーンだと便秘や下痢など起こさないのに、他の安いプルーンだと色々と問題が起こる。そしてミキプルーンに戻すと問題が解決する。気になって販売員に聞いてみたら、「ミキプルーンの社長がこだわった方でプルーンの中でも1番いい…

甘い物の取り過ぎで治りにくいお尻の痛み

転んでお尻を打撲した方が数ヶ月も痛みが取れないという。以前、尾骨痛は2つの話をかいた。「お腹を揉んで良くなる尾骨痛」と「尾骨痛について」である。患者さんの身体を診たら、異常な甘い物取りすぎで、太腿とお腹を触って腸が動いていない事がわかったので、「便秘でしょう。15年ぐらい。」と言ったら、「そうなんです。」と言う。こういうケースだと殆どの方が鼻炎持ちなので、「鼻炎もあるでしょう。」と言ったら、「花粉…

アロエ、ゲンノショウコ、ユキノシタ、ドクダミ

年配の方には懐かしい名前だろうが、若い方にはなじみがないかも知れない。我々が小さい頃は、「お腹の調子が悪ければゲンノショウコ、火傷や虫刺され、かぶれにはユキノシタ、足が浮腫めばドクダミを煎じなさい。」とよくおばあちゃん達が言っていた。アロエも火傷の薬と思っている方が多いだろうが、実は便秘薬である。以前、アロエは胃のポリープと便秘に効くと書いたが実にスグレモノである。ドクダミなどは戦争時、広島に原爆…

予測できた開腹手術

常連さんの知り合いで70才女性の方が、悪性リンパ腫の治療を続けていて、ある日突然腹痛で診てもらったら腸閉塞でお腹を開けるしか手段がないところまで悪化していたという。話を詳しく聞くとこの方は抗がん剤をやっていて、かなり免疫状態が下がっていたという。最近何となく調子が悪いと言っていたらしく、便秘が続いていて吐くこともあったそうだが、特段気にしなかったという。そして突然の腹痛で内視鏡では治療できず、お腹…

洋式トイレと和式トイレ

年配の女性の便秘を治療している。食事療法や按腹でお腹を揉んでいる。最近腹圧が高いので、お通じの様子を聞いたら面白い事を言っていた。「トイレで前屈みになり、肘を膝に載せる格好をすると気持ちよく出せることを見つけた。」これは実に理に適っている。昔の日本は和式しかなく洋式に変えた途端、中々スッキリ出せなかった記憶を持っている方もいるのではないだろうか。和式と洋式では直腸の形に違いが出来てしまい、和式の方…

義理の父の肺炎

常連さんの義理のお父さんが肺炎で入院したという。年は92才、一時期は危なかったそうだが、何とか退院出来たという。嫁の立場で、担当医に「肺炎の原因は何ですか?」と聞いたら、「この年になると菌の特定がうまく出来ません。おそらくこの抗生剤でいいと思いますが、熱が下がらなければ変えます。絶対大丈夫とは言いませんが、ダメならまた変えます。おそらく大丈夫だとは思います。」と少し頼りがないという。医者も原因が特…

筋肉の質と潰瘍性大腸炎

昨日紹介できた方は何とも筋肉の質が良い。完全に瞬発系である。試しにそのことを伝えてみると、「あなたの筋肉は抜群の瞬発系ですね。100m走とか得意でしょう。テニスとかバトミントンはいいです。しかし全くマラソンが出来ません。典型例です。」「そうなんです。短距離がいいのに、どうしてマラソンが出来ないのかと不思議に思われていました。」「そうでしょうね。こういう方は性格的に白黒つけたがる方が多いんです。0か…

漢方薬一覧

長年東洋医学をやっているとどうしても漢方薬の話が出てくる。 代表的な漢方薬一覧を解説します。 葛根湯 (かっこんとう)… 頭痛、肩こり、風邪の引き始め、目の疲れ-肩より上の血行を良くする 安中散(あんちゅうさん)…胃弱、胃アトニー、神経性胃炎-食べ過ぎなどの場合の消化剤 八味地黄丸(はちみじおうがん)…腰痛-下半身の血流改善、尿量に注意 黄連解毒湯 おうれんげどくとう   喀血、吐血、ノイローゼ …

常連さんに落とし穴

仕事柄、身体のメンテは勧めているが、時々の常連さんに落とし穴がある。 最近3例あったので紹介したい。 1.乳がんをやった方が、ご主人と喧嘩して免疫を落としたケース 免疫を上げるために食生活の指導や乳酸菌、温熱をしていて経過が良かったが、喧嘩の後免疫指数が極端に下がっていた。この方には、「まだ若いから喧嘩は分かるが、免疫を下げてがんを喜ばせるのはどうかと思う。まずはご主人を受け入れて、がんを喜ばせて…

お腹を揉んで良くなる尾骨痛

以前、尾骨痛に関しては書いた。場所が場所だけに我慢している方は多い。比較的この痛みは鍼がよく効くのだが、それでも長患いの方は鍼を打って楽になってもすぐに戻ってしまう。そういう場合はお腹を揉むと結果が違う。尾骨痛を持っている方は何となく便秘になるとお尻が痛いことを知っている。腹圧が上がったり、重心がずれたり、肛門周辺の神経が興奮したりと尾骨に良いことは何もない。そんな方に按腹をするとよく効く。もちろ…

この時期、太腿と坐骨神経痛

以前から暑い季節になると左坐骨神経痛が増えると書いた。冷たいものの摂取で胃腸に負担がかかり、その反応が左腰に出て、エアコンなどで左坐骨神経痛を発症する。この時期、腰痛の殆どがこれである。だから必ず胃腸の状態を聞いて、お腹を触る。へその上にしこりがあれば胃炎、臍周辺が硬ければ腸に負担がかかっている。しかしこの反応、お腹だけでは治まらない。太腿の前面にまで反応が出る。あまりに多い数を治療しているもので…

途中から悪化した膝

山登りをする方が膝の治療で通っている。途中まで良い経過だったが、ここ数週間痛くてしょうがないという。話を聞くと腸の調子が悪い。便秘と下痢を繰り返すという。腸の調子が悪いと中々膝は治らない。数年前にも同じようなことがあり、専門の先生の治療を受けてすっかり治ったのにまた悪くなったという。腸の問題は「食べ物」「メンタル」「運動」で大体解ける。まず食べ物を聞いたら、ある時からパン食からご飯にしたら便秘にな…

筋トレをしても治らない膝

ご紹介で膝が治らないという方が来ている。話を聞くとジムなどに行って膝が辛いというと必ず、「では太腿を鍛えましょう。」と言われるという。しかし通って真面目にやればやるだけ、膝が痛くなって終いには通わなくなってしまったという。そして治療院にもいくつか行ったが効果がないので、紹介されてきたという。太腿を診るとガチガチで何とも10年近く頑張ってきた歴史を感じる。以前、治療家とトレーナーの違いで書いたが、マ…

痔の術後について

常連さんが痔の手術をした。術後痛いらしくて何とも辛いという。坐薬はもらっているのだが、いまいち効かない。ないよりは良いが、完全に楽になるわけではないと言う。こんな時に勧めているのが、日に3回の入浴である。会社に行って仕事をする方達には難しいだろうが、それでも朝と晩に入るだけでも違う。次に出張など止めた方がいい。坐るときは円座を使っているだろうが、2時間以上は坐れない。外食で刺激物もダメである。特に…

尾骨痛について

病院勤務時代から患者さんの尾骨痛には悩まされた。尻もちや巨大児の出産で尾骨を傷つけるとその痛みが何年でも続く。場所的に中々医者にかかりにくいところなので、患者は我慢してしまう。あまり酷い方では折れた尾骨の摘出手術をする。いつかは良くなるだろうと思っていても中々痛みが取れない。2-3時間坐ると痛いし、ぎっくり腰などをやっても長引く。便秘になりやすいし、良いことは一つもない。初期であれば鍼でいい結果を…

経理の先生がこの時期に絶好調の理由

3月は経理の先生は大忙しである。我々も何となく慌ただしい。本来であれば一番身体がきついこの時期に常連の経理の先生が絶好調だった。理由を聞いたら、「今後少し仕事を減らすことを決めたからよ。」と言っていた。しかし身体を診たら、極端に甘い物の摂取が減って胃の後ろに反応がない。そのことを伝えると、「そう言えば、甘い物を減らしてか何となく調子が良いと思っていた。関係あるかしら?」という。全身診ると殆ど身体に…