キーワード 便秘

触らない治療

最近は病気の説明ばかりで患者に触らないうちに時間が来てしまうことが多い。 「乳がんの治療をしていて最近は鬱病っぽいのですが、どうしたら良いでしょうか?」 「中々やる気がなく休職中で飲み薬に効果を感じないのですが、どうしたら良いでしょうか?」 「よそで腰に鍼を打ってもらって7割は治ったのですが、残り3割がどうやっても取れません。」 「足の付け根が痛く、医者に言うと酷くなってから手術としか言われないの…

悪に遠ざかる

常連さんが、「ここに初めて来た時は腰が酷くてどうにもならなかったが、最近は週に2回ゴルフをやっても辛くない。」と言う。定期的なメンテが功を奏している。我々が常連さんを診ていて感じるのは、「定期的なメンテは悪から遠ざける効果がある」ということだ。例えば自宅の近くにお寺があり、お坊さんと仲良くなった場合、「今度、寺で座禅をやるから来なさい。」とか、「両親を大切にしなさい。」とか、「お天道様が見ている。…

変形性股関節症と言われて

最近は変形性股関節症の方が多い。レントゲンやMRIを撮り、「あなたの足は変形性股関節症です。今は痛み止めの注射をして少し様子を診ますがやがては人工関節です。」と言われている方は多い。レントゲンを診て相当酷い骨の変形なら人工関節以外の選択肢がないので、時期を見て手術をすれば良いが、50-60代で少し無理をした時だけ痛みがあり、安静にすれば治る場合など、人工関節と言われてもピンとこない。最近はよく痛み…

どこの医者に行ったらいいのか分からない

今日、紹介で来たおばあちゃんは色々と症状があった。右の眼瞼痙攣と右頬のシビレ、右耳鳴りに花粉症、噛み合わせに狭心症、便秘、足の冷え性とバラエティにとんでいた。話を聞くと、「最近は新型コロナウィルスの影響で混んでいる医者には行きたくないので、近くで空いている医者は泌尿器だった。薬のことを色々と相談しても只出すばかりで、一向に症状が改善しない。とにかく便秘が良くならない。市販の薬を飲んだら効いているの…

百草丸と物忘れ

常連さんが最近物忘れをするので診て欲しいという。全身を調べたら、免疫の指数は低いし、記憶の反応点も良くなく、神経伝達物質も数値も低い。何故か胃だけ問題がなく、腸の反応点が最近で一番低い。何が起こったのか聞いたら、「百草丸を飲むと胃の調子が良いので続けている。何故か甘い物が食べたくなり、食べても胃がやられない。しかし便秘が酷く下剤を飲んでもスッキリしない。そして物忘れする。」と言う。これは胃だけ強く…

脚を高く上げる方法

大分前に踊りをやっている方が、身体の切れが悪くなり診て欲しいという。本人は必死になって稽古をしていたが、あまり技術が上がらないと言う。身体を診たら胃炎を起こしている。以前、「膝痛と胃炎」でも書いたが、胃炎の影響は左足に出るので、左膝の具合が悪くなってしまっていた。こういう膝痛は胃を治さない限り、治らない。いくら膝だけ治療してもダメである。踊りで足を上げる場合も同じで、胃の具合が悪いとまず左股関節ま…

胃腸で食べる

タイトルが当たり前のような感じだが、言いたいことは、「目で見て食べたいと思う物を食べない。」ということを言いたい。美味しそうに見えて食べたらお腹を壊した経験は誰もあると思うが、それは「目と脳」で食べている。食べたいと思ったから食べているわけである。食べて体調を壊せば、「こんな事になるとは思わなかった。」と言うだろう。ではどうやって胃腸で食べるかであるが、実はこれは前もって予測できないところにジレン…

足のシビレを喘息治療で治す話

今日来た方は足がシビれるという。話を聞くと腰痛や坐骨神経痛があるが辛い場所が動くという。こういう場合は本格的な腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症の可能性は低いので、ヘルペスウィルスなどが身体のあちこちを動き回っていると考えている。例えば左足に症状がある場合、そこを治療すると右側に痛みが移動したりする。痛みが身体の中を駆け回る。では何故このヘルペスが動き回るかであるが、それは「粘膜」に問題があるからで…

腹巻きとホカロンの移動

私が子供の頃は女の子は親から、「お腹を冷やさないように毛糸のパンツと腹巻きをしなさい。」と言われ、何故か皆赤い毛糸のパンツをはいていた。最近は女性が薄着になり、へそを出したり、そこにピアスをしたりと昔の方が見たら、さぞかしお小言をもらうのではないだろうか。仕事をしていてもお腹の問題、特に便秘の方は多いので、つい「腹巻きはしないの?」と言ってしまう。気になって聞いたら、イオンやイトーヨーカドーの肌着…

常備薬について

常連さんが突然胃痛に襲われ、買い物など出来ないぐらい辛かったという。そんな時に普段から常備薬があると助かる。胃痛ならガスターやブスコパンは有名だが、普段から揃えている方は少ない。うちにも置き薬(富士薬品)があるが、普段は使わないと思っていても、頭痛・歯痛・発熱・胃痛・便秘・下痢・風邪・咳・鼻水・鼻詰まり・虫刺され・アレルギーとちょっとしたときには役に立つ。富士薬品の置き薬には「ズバリ」と言う鎮痛剤…

彼方を立てれば此方が立たず

常連さんが「低蛋白」と「貧血」の治療をしている。「低蛋白」には蛋白質を摂ってもらうため「牛肉の赤身」を指導し、「貧血」には「ミキプルーン」を指導した。実際やってみると、蛋白を摂りすぎると腸内細菌の悪玉が働くために便秘になったり、ガスが臭くなったりすることがある。しかしそこで止めてしまっては何もならないので、便秘の治療を加える。「貧血」の治療は病院から出る鉄剤が評判が悪く、必ずと言っていいぐらい便秘…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【まとめ】

【30代】体のこと別に気にしていない まず30代の方の特徴は10代・20代と何も体が変わっていないと感じていることです。確かにアフターファイブも元気だし、多少徹夜してもへこたれません。ゴルフだって絶好調、体のことを考える事はありません。しかし皆さんの体を診るとそんなことをいっていられるのは33才まで、そこから5年で一つの転機が来ます。私は「男の38才説」と言っているのですが、仕組みは次の通りです。…

女性の相談

女性の便秘は多い。我々から見ると2-3日出ないだけでも大問題と思っているが、話を聞いているといつも困ってしまう。「私、薬を飲まないと2-3日に1度しか出ないんだけど・・・。」と誰かに相談すると、「そんなのひどい方じゃないわよ。私なんか4-5日は出ない。」すると脇から、「そんなのは普通。私は1週間。」とどんどん悪い方がしゃべり出す。そんな話を聞けば、「私の2-3日は大したことがない。」となって、対策…

小鳥タイプ詳細

小鳥タイプとは人の身体の筋肉の質を何パターンかに分類した時の1つの呼び名です。 大きく分けますと「小鳥タイプ」「ライオンタイプ」「宇宙人タイプ」「ターミネータータイプ」とおおよそ分類できます。 小鳥タイプは細身の女性に多く、いつも腰が痛いと言い、頭痛、生理痛、膝痛、坐骨神経痛や冷え性に悩まされ、体力が続かずすぐ根を上げてしまいます。それでも頑張ると信じられないような症状が出てきて、身体にやめさせら…

ちょっとずつ惜しい治療

常連さんが最近寝られないという。医者から薬はもらっているのだが、1錠で効かないと2-3錠と飲んでしまうと言う。以前漢方も飲んだが、すぐには眠れないという。そして最近足が冷えたり、浮腫んだりしているので、足浴器を考えているという。話を聞きながら、「どれも少しずつ惜しい。」と思った。この季節、連日猛暑で一日中エアコンを入れている方は多いと思う。そんな身体をリセットするには足浴器では足らず、半身浴(心臓…

左の脇腹が痛い

常連さんが左の脇腹が痛いという。患部を叩くと痛みが出るので、こちらは肋骨の炎症を疑った。しかし本人は、「内臓の可能性はないのでしょうか?」と言う。ないわけではないが、可能性があるとすれば「膵臓」「脾臓」「大腸の左結腸曲」である。「膵臓」なら糖尿病や感染、炎症などで症状(下痢)が出るだろう。これは調べればすぐにわかる。「脾臓」なら肝臓の基礎疾患があるはずである。超音波ですぐにわかる。「大腸の左結腸曲…

年代別健康法のコツ-30代から70代までの50年間の心と体【40代】

【40代】昔と違うのは少しだけ-少し状況が変わってきた 40代の方の特徴は「若い頃とは違うけど大きな違いではない。」と思っていることです。症状は確かにあるけどそんなに悪いわけがないと思っています。時々お腹が重いとか、腰も以前みたいにすぐ治らないとか、白髪が増えたり、ほんの少しだけ記憶が悪くなったり、思い出せなくなったり、皮膚にしみが出たり、顔のしわが気になったり、老眼が必要になってきたり、階段の上…

83才で頭に100本鍼を刺す

常連さんのお母さんが、身体がだるくて眠気が取れないと通っている。身体を拝見しながら胃炎はあるし、投薬は多いし、顎関節に問題はあるし、便秘はあるし、終いには無呼吸症候群まで見つかった。以下は治療法である。 1.薬が多すぎたので医者と交渉して減らしてもらったら、胃炎が治って食欲が出た。 2.頭の血流を上げるためにマウスピースを作ったら思いのほか調子が良い。 3.頭の血流を上げるために頭に毎回100本鍼…

味覚障害と環境

時々味覚障害の方は来る。当然耳鼻科で検査をして戴き、よく亜鉛などが処方される。飲んですぐ治れば良いが、亜鉛だけで良くなる方は少ない。今日来た社長が、「最近味覚障害がかなり良くなっている。」という。何をやっているのか聞いたら、ORT-乳酸菌、EAT(Bスポット療法)、便秘のためにアロエをだという。まず味覚障害の原因だが、加齢、口の中が乾いたり、鼻炎、糖尿病や腎臓、消化器の病気でも起こる。あとはストレ…

当院のブログ活用法

現在ブログの数が1400本ほどで、私自身何を書いたか正確に覚えていない。 具合の悪い方の話しばかりなので、ネタに困ることはないが、かなりの話は重なる。 これだけ長い間、人が暮らしていく中の問題点を書いたので、来た患者さんに対して、「その話はブログに書いてある。」と言えて、内容をプリントして渡したり、メールやLINEに送っている。 先日も常連さんが、「ビオフェルミンがいいと聞き、少し飲みすぎたら便秘…