キーワード 乳酸菌

新型コロナウィルス抑制策

師匠から「新型コロナウィルス抑制策」を教えて戴きました。断片的にご存知だとは思いますが、まとめて戴きました。 1.光(紫外線,遠赤テラヘルツ光線) 2.水(ミスト,温湯,手洗い) 3.風(換気) 4.音(虫除け超音波) 5.温度(発熱37°C以上,温熱治療) 6.衣(マスク,藍染) 7.食(海藻,茶,レモン,ビール酵母) 8.住(日当たりの良い住まい) 9.消毒(アルコール,イソジン,酸性水) 1…

短鎖脂肪酸について

常連さんから、「最近ブログの更新がないですけど・・・。」と言われた。こちらにしてみるとまとまった時間がようやくできて、カルテの電子化や今まで読めなかった本が読めて良かったと思っていた。こういう時期だとこちらが何か書かないと不安になる方もいるだろうから、少し読んだ本の中から短鎖脂肪酸について書きます。今まで何度となく「腸と免疫」「乳酸菌で性格が変わる」「鬱病を治すにはまず腸から」「便移植」という内容…

新型コロナウィルスについて

新型コロナウィルス感染者が世界でついに100万人を超え、先の見えない不安に包まれている。 当院でも数ヶ月前から公衆衛生の専門の先生や内科の先生から指導を頂き、必要な情報は直接患者さんには伝えてきた。 今後の感染爆発も含め少しまとめて見たい。 1.新型コロナウィルスの元はSARS(サーズ、遺伝子配列が殆ど同じ)で飛沫感染と接触感染でうつる。 2.手洗いやマスクの重要性は何度も言われているが、意外と『…

腸内環境と転校生

腸の治療をしている常連さんに、「あまりビオフェルミンばかり使っていると慣れてしまうので、他の乳酸菌も試してみたら。」とアドバイスしたら、薬局でミヤリサンを勧められたという。ミヤリサンは宮入菌(酪酸菌)で昔から使われていて有名なのだが、患者さんが「なんかいいみたい。効いている。そろそろ菌が僕の腸に定着したかなぁ。」と言うので、「そんなに簡単に菌が定着するわけではありません。例えれば転校生のようなもの…

抗菌抗菌と言い過ぎ

以前、理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センターの谷口克センター長のご発表で「子供を花粉症にしないための9カ条」を紹介した。 「子供を花粉症にしないための9カ条」 1.生後早期にBCGを接種させる 2.幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる 3.小児期にはなるべく抗生物質を使わない 4.猫、犬を家の中で飼育する 5.早期に託児所などに預け、細菌感染の機会を増やす 6.適度に不衛生な…

お通じがあれば腸は大丈夫か?

ライオンタイプの常連さんが珍しく腰が辛いという。試しにハーフマラソンで身体を動かしたが、良くならないという。下半身を診ると骨格、筋肉には何の問題もない。背中を診たら、「甘い物取りすぎ」「刺激物の摂取」「座り疲れ」と書いてあった。今、どんな生活をしているのか聞いたら、「頼まれた仕事で会議ばかり、移動は車、会食も多い。」と言う。これでは身体は持たない。こういう場合は内蔵の機能低下なので、「お腹の調子は…

リウマチと間質性肺炎

常連さんが突然整形の医者から、「呼吸器の先生に行って。」と言われたという。話を聞いてみたら、この方は10年ほど前に関節の痛みがあり、詳しく診てもらったらリウマチの予備軍という事がわかり、リウマトレックスという関節リウマチ治療薬を飲んでいる。この薬は最近のリウマチ薬では目覚ましい効果をあげていて長期間飲んでいる方も多い。副作用で間質性肺炎(肺の小さな袋に「間質」という部分があり、そこに炎症が起こり酸…

身体の貯金

常連さんが病気の治療ではなく、予防で通っている。EAT(Bスポット療法)に鼻うがい、マウスピース、口腔ケアに減量、適度な身体のメンテに医療情報収集、今日身体を診たら少し踵が痛いというので、feet inを紹介した。これで中敷きも出来、乳酸菌も飲むという。どこまで身体の貯金を増やすのかと思うが、この医療格差は大きい。この方には「人が死ぬのは1位ががん、2番3番が脳や心臓の血管、4位が肺炎、後は不慮の…

年を取って元気に生きる方法を教えて

常連さんが、「定年後少し元気がなくなってきた。元気に生きる方法を教えて。」と言う。いくつかポイントがあるのでお話したい。 体重を20才の時に戻す-中年太りの方が多いので、糖尿病対策 胃腸を整える-胃腸が駄目になると途端に元気がなくなる、乳酸菌を摂る 口腔ケアをする-マウスピースや歯周病のチェック ウィルス対策をする-荏胡麻(エゴマ)などがお薦め 友人と遊ぶ-男性の場合は定年後は友達を作れない、しゃ…

患者の安心ポイント

常連さんがここ数週間、お腹が痛かったという。調べてみると右の下腹部で盲腸の場所である。医者で採血をしたが問題はなく、セレキノンという腸の動きを整えてくれる薬と乳酸菌が出たが全く効かないという。楽にならないのでまた医者に行って、「CTを撮る必要があるのではないか。」と訴え、近医で撮ったら、多少の便秘はあるものの問題はないと言われたという。私なら採血とCTの時点で安心してしまうのだが、患者さんはお腹が…

ネットワーク論その2

前回のメルマガ配信の続きでネットワーク論その2を書いてみたい。 「鬱病と鼻炎」 最近、鬱病患者が多いが必ず「鼻」「歯」「腸」をチェックする。 「鼻炎・EAT(Bスポット療法)」「歯周病・マウスピース」「乳酸菌・フードチェック・断食」に取り組むわけだ。 まず鼻炎だがこれは自覚症状のない方でも必ず調べてもらう。 上咽頭と言って空気を鼻から吸い込んだときにコツンとぶつかる所に炎症があると、ことごとく病気…

結局は粘膜と噛み合わせの問題

常連さんが、「最近眼は腫れるし、痙攣するし、皮膚はかゆいし、噛み合わせも気になる。脚はムズムズ、喉の調子も悪い。胃もいまいちで膀胱も調子が悪い。色々ありすぎるので最近は医者から『心療内科で診てもらったら?』と言われている。眼医者、皮膚科、歯医者、耳鼻咽喉科、消化器に整形、泌尿器と心療内科、忙しくて困る。」と言う。しかし話をよく聞くと「粘膜とウィルス」と「噛み合わせ」の問題である。免疫が下がり粘膜の…

肩を楽にする方法

薬剤の専門家が、「肩をまとめて楽にする方法はない?鍼灸はピンポイントだし、マッサージ以外の方法で。」と聞いてきた。「基本的に我々の治療は刺激療法です。だから『どんな刺激』を『どれだけ』がポイントです。まとめて楽にするのにミオナール(筋弛緩剤)を毎回使うのも嫌だし、ピンポイントでなければカッサ療法と言って皮膚を擦る治療はあります。少しミミズ腫れを起こしてそこを修復する際に、肩こりも良くなってしまうと…

食事指導して感じること

常連さんの尿酸値が高くて食事指導をすることになった。今はスマホで簡単に写真を撮って食事内容がわかる。調べてみるとやたらお茶を飲んでいる。「ごぼう茶」「ドクダミ茶」など、本人は何気なく飲んでいるが、以前から飲み物はチェックして、一番安全なのがクリスタルガイザーと話をしていたが、何となく味がないので、手を出してしまうのであろう。あとはオリーブオイルの使い過ぎ、Bi-Digital O-Ring Tes…

2年間止まらない咳

今日来た患者さんは2年間咳が止まらないという。何箇所も耳鼻科や内科、呼吸器科に行き、色々な薬が処方されたが全く効かないという。さすがに焦り、断食にアロマとやってもダメだという。ネットで調べ尽くし、上咽頭炎が当てはまることがわかり、EAT(Bスポット療法)を受けているという。そして、「上咽頭」「鍼」で検索されて当院に来られた。話を聞きながら知識の深さに驚いてしまった。何種類か効果のありそうな、「鼻う…

花粉症と日舞

日舞をやっている方が最近花粉症がひどいという。稽古はいつも通りやっているそうだが、足の緊張が強い。調べてみると殆ど腸の反応点ばかりである。これは花粉症のせいで粘膜がやられ、腸が過敏に反応したからである。本人は稽古がさほどきつくないのに足が辛いのは不思議と思っていたろうが、原因が違うところにある。花粉症を患っているときは神経も興奮しがちで、稽古は少し軽めがいいとおもう。花粉症のために乳酸菌の治療をす…

老いと寺子屋

最近仕事をしていてつくづく思うことは、「自分のやっていることは寺子屋だなぁ。」ということである。 何を教えているかと言えば、「老い」である。 長いこと仕事をしてきてわかったことは、「人の老いは皆同じパターン」ということである。 20歳までの成長期は殆ど病気もせず元気でいいが、33歳ぐらいから明確に身体は変化し始める。 まず問題なのが体重増加、酷い方だと20歳より15kg増える。 そうなると坐骨神経…

腫瘍マーカーが上がってがんになったら治療しましょう

Bi-Digital O-Ring Testをやっていると早期のがんの発見から、腫瘍マーカー(がんになると血液中に出てくる物質を測る)を下げ、がんを暴れさせない工夫が沢山ある。しかし現実問題、病院での診察で、「少し腫瘍マーカーが上がり始めていますが、少し様子を診ましょう。がん化すれば手術します。」と言われると、「いえいえ、先生腫瘍マーカーを抑えるにはどうしたら良いかを教えて下さい。手術は避けたいで…

やがては認知症予備軍?

長年仕事をしているせいか、患者さんの症状がこじれて一筋縄ではいかない方が多い。 喉に鼻炎、歯周病や心臓の動悸、胃腸は悪いし、婦人科もいまいち、アトピー性皮膚炎はあるし、坐骨神経痛は慢性、脚は冷えるし膝まで痛い。集中力の低下と物忘れ、不眠が続くと頭痛が出るし最近は鬱病ではないかと思っている。 これが一人の方の症状である。 一体何処から手をつけていいのか悩む。 大抵こう言う方は、「粘膜症状」が治療の鍵…

トイレで力む話

大病の後などお通じが中々という声はよく聞く。腰を痛めても内臓を手術しても腹圧が上げられなかったり、脚が踏ん張れなかったり、腸が動かなかったりで便秘の問題は奥が深い。場合によってはそのまま将来便漏れの可能性もあるので、早い内から手を打ちたいと思っている方は多いが、何をしたらいいか分からないという。少し治療法を列記したい。 1.四股を踏んで股関節や内転筋などを鍛える。腸も筋肉なので筋力低下は避けたい。…