2006年9月27日 第24回発表資料

村田「乳様突起の高さを揃える手技と頸への不思議なアプローチ」 花田「墨と沈静」 田中「難治性耳鳴りの続編」     墨と鎮静            はなだ   小児の夜泣き・疳の虫等の治療に、墨を用いる方法を紹介する。 疳の虫・夜泣きについての説明は省略。 【用意するもの】 墨(硯で磨る)  お湯  {      }  タオル等     (信じる心)   【…

2006年8月16日 第23回発表資料

村田「治療のリズムの持つ可能性と刺激の種類」 田中「漢方薬の基礎知識」     漢方薬の基礎知識 東洋鍼灸院 田中俊男 代替医療を勉強していく中で、漢方薬の知識は欠かせない。現代医薬の一対一対応とも考え方が異なり、 独自の医療体系を持つ漢方医療だが、証の考え方から診断法までわかりにくい部分が多い。 ツムラの漢方薬をもとにしてまず常用の薬からわかりやすくまとめてみたい。 No 名…

2006年6月1日 第22回発表資料

村田「頸を押す方向」 花田「不定愁訴としての腓腹反応から思うこと」 田中「難治性耳鳴りの頭皮治療の可能性」     難治性耳鳴りの頭皮治療の可能性        東洋鍼灸院 田中俊男 主訴: 8年前より金属音の高音耳鳴りが始まり、プラセンタ治療、十字式、漢方薬、トルマリン マイナスイオン治療、気功、TRT治療、炭酸ガスを使った治療、鼓膜内ステロイド治療等を 試したが効果がなく、…

2006年4月26日 第21回発表資料

村田「鍼治療後に血圧が高そうだと感じた治療例」 花田「むくんだらおなか」 田中「頚の治療で小顔になった症例」       むくんだらおなか            はなだ   浮腫み(むくみ)とは血中水分が血管リンパ管からしみ出て、皮下に溜まってしまった状態をいう。 水分が血管リンパ管から出入りするのは通常の現象だが、その働きが上手くいかないことは多々ある。 …

2006年3月1日 第20回発表資料

村田「背部のコリを落とす為に」 花田「腰部のしつこい凝りをとりたい! つづき」 田中「ぎっくり腰の治療順序に関して」     背部のコリを落とす為に                 ムラタ 頸部、頸肩部、前頸部とコリを落とすのが難しい部位はたくさんあるが、 #1『肩甲間部からやや下あたりへと続く背部』 #2『さらに下方の胸腰移行部あたり』 はアプローチの方法さえも少なく、かとい…

2006年1月5日 第19回発表資料

村田「上腕二頭筋に対する考察」 花田「腰部のしつこい凝りをとりたい!」 田中「まぶたと肩こり治療」     上腕二頭筋に対する考察 前回の「肩関節周囲炎と上腕二頭筋長頭腱炎」の続き。 二関節筋である“上腕二頭筋”の電気刺激を用いた鍼治療で『前腕部の筋緊張が素晴らしく緩解するかも』というヒントをもう少し追ってみました。 印象としては、『上腕二頭筋が硬い』 ∥ 『前腕の筋緊張のほぐ…

2005年11月27日 第18回発表資料

村田「肩関節周囲炎(石灰沈着性)と上腕二頭筋の長頭腱炎」 花田「こむら返り 面白対処法 つづき」 田中「蜂窩織炎について」     肩関節周囲炎(石灰沈着性)と上腕二頭筋の長頭腱炎           ムラタ 左肩関節の石灰沈着性肩関節周囲炎→病院X―Rayで石灰化を確認 確定診断 ↓ 医師の処方:最初の1~2ヶ月は『胃薬』 当然痛みが酷いため病院へ行っているので局所への痛み止…

2005年9月4日 第17回発表資料

村田「前頚部のこりを落とす一考察(つづき)」 花田「こむら返り 面白対処法」 田中「円形脱毛症の治療」   前頸部のコリを落とす一考察 (つづき)                ムラタ 前回、前腕のコリに対する治療方法で、以前から目をつけていた【前頸部】に注目してみたが、今回は後頸から側頸部に対するアプローチで著効のあった治療例があったので紹介してみたい。 頭痛・めまい・耳鳴り・顔面部 …

2005年7月10日 第16回発表資料

村田「前頚部のこりを落とす一考察」 田中「膝治療のバリエーション」   前頸部のコリを落とす一考察                ムラタ   側頸部のコリに手こずることはとても多い。それは単純に胸鎖乳突筋が刺激に反応しにくいこともあるし、他部位よりの緊張で鍵がかかっている時もあると思う。 胸鎖乳突筋の硬さは『こっている人ではこんなもの』との考え方もあり、他覚的に著しい筋緊張の緩…

2005年5月29日 第15回発表資料

村田「O脚を気にする女性とデスクワーク」 花田「腹の反応 つづき」 田中「望診について」   O脚を気にする女性とデスクワーク              ムラタ テレビなどで、「O脚」を取り上げる事が多いためか、必要以上にO脚を気にする女性が多いように思う。 そんな中で、一般的すぎるのかもしれないが、**********が『膝関節の遊び』をロックさせていることが多く、なおかつ、通常の年配…

2005年4月17日 第14回発表資料

村田「体が持っているリズムと指圧刺激に関しての一考察」 花田「腹からの肩こり治療一例」 田中「体のこりと歴史」   体が持っているリズムと指圧刺激に関しての一考察 -当院での基本手技としての指圧(自分の場合)- :常にPointを探し続けている印象 :一点の強刺激を極力排除した『ソフトだが効いている』を目指している :コリに対するアプローチは角度とトルクの方向+刺激量   自分…

2005年3月6日 第13回発表資料

村田「前脛骨筋に対する十字方向の通電刺激」 花田「督脈で」 田中「物忘れを治療する」   前脛骨筋に対する十字方向の通電刺激                     ムラタ 前脛骨筋の緊張の緩解は治療目標を達成するために非常に重要なケースが多いと思うが、 下腿部の筋肉は構成する筋肉が非常に少ないために(と思う)難しいケースがほとんどではないかと思う。 そんな中で、鍼の通電刺激で大変きれい…

2005年1月23日 第12回発表資料

村田「肩甲上部のこりと棘下筋」 花田「関節拘縮」 田中「腸と体」     肩甲上部のコリと棘下筋             2005.1.23   ムラタ なぜか『あまり手の届きにくい棘下筋』という印象があります。また、指圧されて痛みが前面に出ることが多いためか、スタンダードな手技の中にも入っていないのではないかと思います。 注目した理由は一言で『困った』からです。 #a1 上肢…

2004年12月12日 第11回発表資料

村田「利き腕のテニス肘の治療」 田中「O脚を靴で治療」   利き腕のテニス肘の治療 主訴:右肘の外側が痛む →2ヶ月ほど前から重い荷物を多く運ぶ仕事を始め、1・2週間前から物を持った時に右肘が痛むようになった。今では『2Lのペットボトルを上からつかむと痛い』という具合に症状が激しくなっている。 所見:上腕骨外側上顆に圧痛あり(内側にもある)。 前腕回内位に抵抗をかけるとで症状再現。 体の…

2004年10月31日 第10回発表資料

村田「前腕のコリを落とすための一考察 つづき」 花田「てのひらをひろげる」 田中「30代が体をこわす仕組み」   前腕のコリを落とすための一考察 つづき     ムラタ ・ 今回は前回の続き →『尺側手根屈筋』が落ちない・・・で、今回です。 『尺側手根屈筋』に目標を置いて考えると、 どうやら大きく分けて3パターン 1. とにかく緊張が強い 2. 全体像はそうでもないが『尺側手根屈筋』のみ…

2004年9月19日 第9回発表資料

村田「前腕のコリを落とすための一考察」 花田「育児と肩こり」 田中「肩こりの部位別考察」   前腕のコリを落とすための一考察       ムラタ ・ 通常治療院で用いている手技 →前腕回内位で、浅指屈筋の下、正中神経をねらった指圧。 この場合、『正中神経』が最大の目的でかなり注意深く慎重に探って圧を加えることになる。が、前腕全体の緊張が非常に強い場合、特に伸筋側にまで緊張が入っている場合…

2004年8月8日 第8回発表資料

花田「灸の沈痒効果について」 村田「椎間板の治療で足の温度が揃った一例」 田中「パソコン病の考察」   灸の沈痒効果について 2      花田 前回の続きです。 あれから何度か試みたところ、やはり刺された箇所への直接灸が最も痒み及び腫脹拡大を抑える事ができました。 刺激量は糸状灸で2、3壮もあれば十分。ただし刺された直後(腫脹が広がらない状態)の施灸でないと効果は低いです。痒みが第二段…

2004年6月30日 第7回発表資料

花田「痒みへ灸はどうでしょう」 村田「母指の弾撥指について-追試-」 田中「交感神経を鎮める治療技術に関して」  痒みへ灸はどうでしょう   花田 蚊に刺されると痒くなります。思うところがあったのでイロモノ的かもしれませんが、実験してみました。 蚊は人を刺す時に血液凝固を防ぐため、ある化学物質(タンパク質)を注入します。体の反応は、異物侵入に対する免疫反応(治癒反応)としての炎症で、それが痒みの原…

2004年5月16日 第6回発表資料

花田「パソコン等の操作による腕の疲労対策としてのキネシオテーピング」 村田「母指の弾撥指と小・大円筋」 田中「顔面神経麻痺の切り口の違う治療法」   パソコン等の操作による腕の疲労対策としてのキネシオテーピング        花田 東洋の技術において、パソコン作業による頚肩凝りへのアプローチでは腕への施術の重視がある。 実際に腕の緊張を解消すると疲れも軽減される場合が多い。 逆を辿れば腕…

2004年4月4日 第5回発表資料

花田「胸への刺激による頚の凝り改善例」 村田「上手くいかなかった腰痛治療」 田中「変化する腰痛と腹部運動鍼の考え方」   胸への刺激による頚の凝り改善例                      花田 患者 20代女性 体格は中肉中背(若干スマート) 職業 立ち仕事系 主訴 「とにかく頚が凝る(稀に頭痛併発)。腰も少し痛いかも」 現在の仕事をするようになってから目立ってきた感じ。特に最近…